狗母魚(読み)エソ

デジタル大辞泉 「狗母魚」の意味・読み・例文・類語

えそ【狗魚/×鱛/×鮧】

ハダカイワシ目エソ科の海水魚総称アカエソオキエソなどがあるが、ふつうマエソをさす。マエソは全長約30センチ。体は細長く円筒状で、背部黄褐色腹面白色。南日本に多く、浅海底にすむ。かまぼこ原料。→めひかり 夏》
[補説]「鱛」は国字

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精選版 日本国語大辞典 「狗母魚」の意味・読み・例文・類語

えそ【狗母魚・鱛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. エソ科に属する海魚の総称。マエソ、アカエソ、オキエソなどの種類があり、かまぼこなど練製品の材料になるものが多い。《 季語・夏 》 〔温故知新書(1484)〕
  3. エソ科の海魚マエソの略称。体は細長く体長五〇センチメートルに達する。体の背面は黄褐色、腹面は白色。尾びれの上縁に一列の暗色点がないことにより、近縁のクロエソと区別できる。口が大きく歯が鋭い。食用とし、特に上質のかまぼこの材料にする。日本の太平洋岸と東シナ海の水深一〇〇メートル以浅にすむ。まえそ。〔大和本草(1709)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「狗母魚」の解説

狗母魚 (エソ)

動物。エソ科の魚類の総称

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