一人歩き(読み)ひとりあるき

精選版 日本国語大辞典 「一人歩き」の意味・読み・例文・類語

ひとり‐あるき【一人歩・独歩】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 同行者もなく、ひとりで歩くこと。
    1. [初出の実例]「尊は日本にますと云魚わ目が赤い物ぞ。独あるきをする魚ぢゃに依て云ぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)八)
  3. 子ども、老人病人などが人の助けをかりないで、自分の力で歩くこと。
    1. [初出の実例]「ひとり行(アルキ)をいたしてあぶなくってなりません」(出典人情本・仮名文章娘節用(1831‐34)三)
  4. 人に助けられないで、独力で生活をすること。自分だけで事を行なうこと。
    1. [初出の実例]「やうやう作者にしてやったが、まだまだ独歩(ヒトリアルキ)は出来やせん」(出典:滑稽本・狂言田舎操(1811)下)
  5. 当初の趣旨意図とは関係なく勝手に動いていくこと。
    1. [初出の実例]「それ自身独立で独り歩きをしているのはもちろんで」(出典:私小説の系譜(1948)〈中野好夫〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「一人歩き」の解説

ひとりあるき【ひとり歩き】

宮崎芋焼酎。小仕込みによる数量限定品。白麹で仕込み、常圧蒸留で造る。原料はジョイホワイト、米麹。アルコール度数25%。蔵元の「古澤醸造」は明治25年(1892)創業県内で唯一土蔵の仕込み蔵をもつ。所在地は日南市大堂津。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

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