率土・卒土(読み)そっと

精選版 日本国語大辞典 「率土・卒土」の意味・読み・例文・類語

そっ‐と【率土・卒土】

〘名〙 (「そつど」とも) (「詩経小雅北山」の「溥天之下、莫王土率土之浜、莫王臣」による) 地の続くかぎり。国土のはて。天子の治下全体。しゅっと。
※十七箇条憲法(604)「国司国造。勿歛百姓。国靡二君。民无両主。率土兆民。以王為主」
※玉塵抄(1563)八「遠国のいなか、そつどと云へども、ひかりはなやかなぞ」 〔鍾会‐檄蜀文〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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