玉容(読み)ギョクヨウ

精選版 日本国語大辞典 「玉容」の意味・読み・例文・類語

ぎょく‐よう【玉容】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「玉」は美称 )
  2. 美しい顔だち。玉貌。
    1. [初出の実例]「素足の『愛』の玉容(ギョクヨウ)に、なれは、ゐよりて睦みつつ」(出典海潮音(1905)〈上田敏訳〉花冠)
    2. [その他の文献]〔白居易‐長恨歌〕
  3. 帝王の顔。玉貌。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  4. 他人を敬って、その顔をいう。
    1. [初出の実例]「国事の為めに来謁せる人ありと承りしに今玉容の快からず見玉ふは」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「玉容」の読み・字形・画数・意味

【玉容】ぎよくよう

美しい容姿。唐・白居易長恨歌〕詩 玉容寂闌干(らんかん) 梨一枝、春、雨を帶ぶ

字通「玉」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android