玉川美久(読み)たまがわ よしひさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「玉川美久」の解説

玉川美久(初代) たまがわ-よしひさ

1725-1789 江戸時代中期の装剣金工。
享保(きょうほう)10年生まれ。伯父玉川承寿の弟子となり,ついで矢田部通寿にまなび,のちに玉川派をおこした。竜をほるのがたくみで,常陸(ひたち)水戸鍛冶(かじ)町にすんだ。寛政元年死去。65歳。通称は太七。号は如英軒,九々軒,騰雲。

玉川美久(3代) たまがわ-よしひさ

?-1839 江戸時代後期の装剣金工。
2代玉川美久の子。常陸(ひたち)水戸藩御用彫物師。煙管(きせる)の彫り物を得意とし,晩年江戸深川にすんだ。天保(てんぽう)10年4月8日死去。通称は文助,のち太七。初号は美敬。

玉川美久(2代) たまがわ-よしひさ

1779-1835 江戸時代後期の装剣金工。
安永8年生まれ。初代玉川美久の養子。天保(てんぽう)6年3月28日死去。57歳。常陸(ひたち)(茨城県)出身。通称は太七,文助。初号は美則。

玉川美久(4代) たまがわ-よしひさ

?-? 江戸時代後期の装剣金工。
常陸(ひたち)水戸の人。八辻勝肥の門人で,のち3代玉川美久の娘婿となり,4代をつぐ。通称は喜平。号は安養斎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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