玉置神社(読み)たまきじんじや

日本歴史地名大系 「玉置神社」の解説

玉置神社
たまきじんじや

[現在地名]十津川村大字玉置川

玉置山の頂上南に鎮座祭神伊弉諾いざなぎ尊・伊弉冊いざなみ尊・天照あまてらす大神・神日本磐余彦かむやまといわれひこ(神社明細帳)。寛政一二年(一八〇〇)の玉置山別当高牟婁たかむろ院宛沙汰書(十津川村史)には「玉置山之儀者熊野三山之奥院格別御由緒ニ付」とあり、本宮ほんぐう(現和歌山県本宮町)に玉置社遥拝所があったという(続風土記)。大峯七十五靡一〇番の行所。古来十津川とつかわ郷の鎮守であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「玉置神社」の解説

玉置神社

奈良県吉野郡十津川村にある神社。玉置山の山頂付近に位置する。古くは修験道場として栄えた。祭神は国常立尊(くにのとこたちのみこと)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冊尊(いざなみのみこと)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、神日本磐余彦尊(かんやまといわれひこのみこと)。「紀伊山地霊場と参詣道」、大峯奥駈道の一部としてユネスコ世界文化遺産に登録。

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