中国、盛唐の詩人。字(あざな)は季陵(きりょう)。并州(へいしゅう)(山西省太原(たいげん)市を中心とする一帯の地)の人とも、絳(こう)郡(山西省絳県)の人ともいわれる。地方官になったが、まもなく官を辞し、長い間在野の詩人として自由な生活を送った。晩年は河北省文安県の県尉として没したらしい。残る詩は少なく、『全唐詩』にわずか6首を残すのみであるが、王翰(おうかん)と並んで、当時の流行歌の歌詞作者として知られていた。彼が一首詩をつくると、楽工たちが争ってそれに曲をつけたという。
「黄河遠く上(のぼ)る白雲の間」で始まる「涼州詞」(七言絶句)や、「白日山に依(よ)りて尽き」で始まる「鸛雀楼(かんじゃくろう)に登る」(五言絶句)の詩はとくに有名。「涼州詞」などは、当時の代表的な流行歌であった。
[鈴木修次]
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