コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

辺塞詩 ヘンサイシ

3件 の用語解説(辺塞詩の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

へんさい‐し【辺塞詩】

中国唐代の詩で、辺境地帯の風土や自然をうたったもの。西域の諸民族との抗争が増えた盛唐期に、高適岑参(しんしん)王昌齢などがこの分野に特色を発揮し、辺塞詩人といわれた。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

へんさいし【辺塞詩 biān sài shī】

中国古典詩の一ジャンル。辺塞は国境の要塞,ことに長城をさし,長城をシンボルとする,北部・西部遊牧民族との国境地帯に題材を取った一群の詩。対遊牧民族戦争と,遠征にかりだされた兵士の悲哀が中心で,故郷に残した妻への兵士の想いを通じて,閨怨(けいえん)詩に結びつく。国境を旅する作者の緊張した内面を写すものもある。楽府(がふ)の形式を取ることが多い。古来,西北国境に重圧を加えた遊牧民族との闘争は,中国の歴史的課題であり,それに文学的表現を与えたのが辺塞詩である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

へんさいし【辺塞詩】

中国、西北方の国境地帯の守備を題材とする漢詩。特に六朝末から唐代に盛行した。辺境詩。塞外詩。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

辺塞詩の関連キーワード要塞ジャンバルジャン唐詩辺塞辺要ジャン卓ノアール小説地獄島の要塞ラス・カナイの要塞娘化(ニアンホワ)

今日のキーワード

アレルギー

語源はギリシャ語。「変わった(変えられた)働き」です。関係しているのは、人間の免疫システム。免疫は本来、人の体を守る仕組みですが、ときに過剰反応し、不快な症状を引き起こすことがあります。それがアレルギ...

続きを読む

コトバンク for iPhone