デジタル大辞泉 「班田」の意味・読み・例文・類語 あかち‐だ【▽班田】 「はんでん(班田)」に同じ。「戸籍、計帳かずのふむた、―収め授くる法のり」〈孝徳紀〉 はん‐でん【班田】 律令制で、人民に耕作させる田を分かち与えること。また、その分けられた田。あかちだ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「班田」の意味・読み・例文・類語 はん‐でん【班田】 〘 名詞 〙 田令の規定により、口分田を班給すること。また、その口分田。あかちだ。[初出の実例]「讚云。〈略〉諸国経二弁官一、申下可二班田一之状上、弁官受取、不レ加二勘事一、経二申大臣一、令二処分一之類是也」(出典:令集解(868)職員) あかち‐だ【班田】 〘 名詞 〙 ( 「班田」の訓読語 ) 令制で、人民に分かち与えた口分田(くぶんでん)。また、分かち与えること。男、女、奴婢(ぬひ)におのおの面積を定めて与え、六年ごとに収授した。[初出の実例]「正月より是の月に至るまでに、班田(アカチタ)すること既に訖(をは)りぬ」(出典:日本書紀(720)白雉三年正月(北野本訓)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例