環境事業団(読み)かんきょうじぎょうだん

百科事典マイペディア 「環境事業団」の意味・わかりやすい解説

環境事業団【かんきょうじぎょうだん】

1965年10月,環境事業団法により公害防止事業団設立。1992年5月,公害防止事業団は環境事業団と改称され,〈公害防止事業団法の一部を改正する法律〉の公布によって新たな業務が追加された。新たな事業は,1.自然公園の保護を目的とした国立公園国定公園の整備,2.産業廃棄物処理施設の建設,3.開発途上国環境保全に役立つ情報の提供,4.地下水の汚染地下水汚染)浄化対策事業に必要な資金貸付,などである。1993年5月,環境事業団に地球環境基金が創設され,環境NGOなど民間団体の環境保全活動への支援事業が加えられた。その後,事業団は2004年に独立行政法人環境再生保全機構に改組され,また旧事業団のPCB廃棄物処理などの業務は同時に設立された日本環境安全事業株式会社(国が全額出資)が承継した。

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