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地下水汚染 ちかすいおせん groundwater contamination

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

地下水汚染
ちかすいおせん
groundwater contamination

地下水中に物質が通常でない濃度で存在していること。きれいで,おいしい水として飲料水などに利用されてきた地下水が,近年,さまざまな化学物質によって汚染されていることが明らかとなった。特に揮発性有機塩素化合物硝酸態窒素による広範な汚染が,環境省の調査で見いだされている。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

地下水汚染

地球上の淡水資源の大半を占め、世界人口の4分の1、約15億人が、日本でも国民の4分の1、約3000万人が飲料水の水源としている地下水が有害物質などで汚染されること。1970年代後半に半導体工場が集中する米国カリフォルニア州シリコンバレーで、半導体の洗浄に使う揮発性有機化合物(VOC)による地下水汚染が発生した。この地下水を飲用していた付近住民に流産や先天性奇形などの健康被害が引き起こされ、ハイテク産業による地下水汚染として「ハイテク汚染」とも言われた。80年代には日本でも、兵庫県の東芝太子工場、千葉県君津市の東芝コンポーネント君津工場などで、VOCによる地下水汚染が発生。その後、全国各地のハイテク産業立地都市で次々と発覚した。千葉県や神奈川県秦野市などは、地下水汚染防止条例を制定。環境庁(当時)も89年に地下浸透禁止の水質汚濁防止法改正、91年の土壌環境基準の設定、94年に「土壌・地下水の調査・対策指針」の策定、97年の地下水環境基準の設定、2003年の土壌汚染対策法施行などで対応した。このほか農業用肥料の過剰施肥による硝酸性窒素類による地下水汚染も80年代以降、農村部や離島などで多発している。

(畑明郎 大阪市立大学大学院経営学研究科教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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百科事典マイペディアの解説

地下水汚染【ちかすいおせん】

ハイテク産業で多く使われる有機溶剤が貯蔵タンクなどからもれ,地下に浸透して引き起こす公害。環境庁は1982年度以降毎年,全国の地下水の水質汚染実態調査を実施している。
→関連項目環境事業団ハイテク公害

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