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生活不活発病 セイカツフカッパツビョウ

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デジタル大辞泉の解説

せいかつふかっぱつ‐びょう〔セイクワツフクワツパツビヤウ〕【生活不活発病】

廃用症候群

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

生活不活発病

学術用語では廃用症候群。震災による避難生活など環境の変化で日常生活が活発でなくなり、全身の機能が低下すること。足腰の筋力が衰えて歩きにくくなったり、心肺機能が衰えて疲れやすくなったりする。うつ状態になることもある。

(2016-07-05 朝日新聞 朝刊 1総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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知恵蔵miniの解説

生活不活発病

災害や体調不良などをきっかけに生活が不活発になり、体を動かさない状態が長く続くことで心身の機能が低下する症状を指す通称。医学用語では「廃用症候群(はいようしょうこうぐん)」と呼ばれる。特に高齢者、障害や持病のある人、災害によって極度に不自由な生活を強いられている人に起こりやすい。発症すると、筋力の低下や関節の硬化を始め、骨の萎縮、心肺機能・消化器機能の低下、自律神経機能低下、知的活動の低下、うつ状態など、心身に様々な症状が現れる。一度発症すると慢性化しやすいため、生活の活発化や早期発見によって予防・回復を図ることが重要とされる。災害による生活不活発病については、日本では2004年の新潟県中越地震で初めて認識され、11年の東日本大震災発生後にも多発したことから、厚生労働省日本理学療法士協会などが注意を呼びかけている。

(2015-1-30)

出典|(株)朝日新聞出版発行
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

生活不活発病
せいかつふかっぱつびょう

安静状態や体を動かさない状態が長く続くことにより、心身の機能が低下する症状。医学的には廃用症候群という。筋力や心肺機能が低下し、日常的な動作にも支障をきたすようになり、精神面でうつ状態になることもある。重症化すると、歩けなくなり、寝たきりになってしまう例もある。とくに高齢者や障害のある人、また、災害による極端に不自由な状況や不慣れな避難所での生活を強いられている人も陥りやすい。
 症状は、心身の機能の明らかな低下よりも先に、日常の生活行為や地域活動の不活発化などとして表れることが多い。その後、疲れやすさや体が動きにくいといった症状となり、一見、認知症のようにみえる頭脳の働きの低下やうつ状態などがみられるようになる。急に立ち上がったときにめまいや立ちくらみが起こる起立性低血圧も典型的な症例の一つで、疲れのためと誤解して寝込んでしまい、症状を悪化させる例が少なくない。
 「動かない、動けない」ために生活不活発病となり、そのためさらに「動かない、動けない」という悪循環に陥らないようにするには、普段の予防と早期発見がたいせつである。予防は単に体を動かせばよいわけではなく、生活の変化や不活発になっていることがないかを考え、本来の活発な生活を維持することである。また、車椅子(いす)や介護サービスなどに過剰に頼る補完行為は症状を悪化させる場合もあるため、注意が必要である。[編集部]

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