デジタル大辞泉 「生活派」の意味・読み・例文・類語 せいかつ‐は〔セイクワツ‐〕【生活派】 芸術上の一派。現実の生活を重視し、実生活の体験に基づいた創作を行うもの。特に、明治末期から大正時代にかけての近代短歌の一派をいう。石川啄木いしかわたくぼく・土岐善麿ときぜんまろ・前田夕暮ら。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「生活派」の意味・読み・例文・類語 せいかつ‐はセイクヮツ‥【生活派】 〘 名詞 〙 芸術上の一派。現実的な生活の面を重視し、実生活の体験を重んじるもの。もと、短歌における石川啄木、土岐哀果(善麿)、前田夕暮らの、平易に日常生活をうたおうとする傾向の作家を総称していった。また、芸術至上主義派に対して自然主義の作家や大正期の現実主義的傾向の作家を呼ぶこともある。[初出の実例]「緑朗氏は、生活派の中堅歌人で」(出典:アパアトの女たちと僕と(1928)〈龍胆寺雄〉九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例