コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

田中塊堂 たなか かいどう

美術人名辞典の解説

田中塊堂

書家。岡山県生。名は英市。川谷尚亭に師事したが、仮名は独習した。相沢春洋田中親美との古筆の研究に加え、古写経の研究にも大きな成果をあげた。日本芸術院賞受賞。毎日書道展名誉会員・日展参与。昭和51年(1976)歿、79才。

出典 (株)思文閣美術人名辞典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

田中塊堂 たなか-かいどう

1896-1976 昭和時代の書家。
明治29年2月10日生まれ。漢字を川谷尚亭(かわたに-しょうてい)にまなび,かなは独学で古筆を習得した。古写経の調査・研究にあたり,「古写経綜鑒(そうかん)」「日本古写経現存目録」を刊行。帝塚山(てづかやま)学院大教授。千草会を主宰。昭和44年芸術院賞。昭和51年2月1日死去。79歳。岡山県出身。大阪貿易語学校卒。本名は英市。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

田中塊堂
たなかかいどう
(1896―1976)

書家。岡山県矢掛(やかげ)町出身。本名は英市(えいいち)。28歳で川谷尚亭(かわたにしょうてい)に師事し本格的に書を始めたが、仮名は独学で極め、大字仮名の作品を多数発表、それまで細字に限られていた仮名の表現領域を広めることにより、現代仮名書壇の隆盛の基礎を築いた。帝塚山(てづかやま)学院教授を務めるかたわら、自ら千草会を主宰し、相沢春洋(しゅんよう)、田中親美(しんび)とともに古筆(こひつ)の研究にも力を注ぎ、『かな研究』を発行した。一方、わが国の古写経の体系的な調査研究の草分けとしても評価が高い。東大寺、四天王寺をはじめ全国の寺社を踏査し、古写経の研究収集に努めた成果として『古写経綜鑒(そうかん)』『日本写経現存目録』を著した。1968年(昭和43)芸術院賞受賞。[神崎充晴]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

田中塊堂の関連キーワードやかげ郷土美術館伊藤 鳳雲昭和時代伊藤鳳雲

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android