コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

町人捌 ちょうにんさばき

2件 の用語解説(町人捌の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

町人捌
ちょうにんさばき

鎌倉時代~戦国時代の都市で,町人相互間の紛争を町人みずからが解決するために行なった裁き。町人代表の合議によって処理され,紛争のほかに市場の取締りなども自治的に行われた。 (→会合衆 )

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

町人捌
ちょうにんさばき

中世末期の都市において、町人に検断権(警察‐裁判権)が認められたこと。後北条(ごほうじょう)氏の支城があった武蔵(むさし)国松山(埼玉県東松山市)の本郷の市(いち)では、1585年(天正13)の掟(おきて)に、「市之日商人中ニ而(て)、如何様之問答(いかようのもんどう)有之共、奉公人一言も不可綺(いろう)、町人さはきたるへき事」(武州文書)とあり、商人仲間の争論は、町人の自治的裁決に任すことが取り決められている。領主裁判権の町人への移譲による自治権の確立といえる。この松山本郷では、軍勢の出入も禁じ、犯すものは町人成敗に任せている。1564年(永禄7)越後(えちご)上杉氏も柏崎(かしわざき)に、狼藉(ろうぜき)者に対する町人成敗を認めている。大山崎、堺(さかい)その他の自治都市では、町人が検断権を完全に掌握していたから、これも町人捌といえよう。[脇田晴子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

町人捌の関連キーワードアンマン応長嘉暦寛喜康元正和戦国臨淄エース家紋〜戦国時代編〜戦国時代(中国)

今日のキーワード

信長協奏曲(コンツェルト)

石井あゆみによる漫画作品。戦国時代にタイムスリップした現代の高校生が病弱な織田信長の身代わりとして生きていく姿を描く。『ゲッサン』2009年第1号から連載開始。小学館ゲッサン少年サンデーコミックス既刊...

続きを読む

コトバンク for iPhone