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会合衆 えごうしゅう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

会合衆
えごうしゅう

室町,戦国時代の都市自治組織の代表者。彼らは都市によって年寄,老中,乙名 (おとな) などと呼ばれており,堺では文明年間 (1469~87) に会合衆がおかれていた。堺の会合衆は納屋衆とも呼ばれ,すべて富裕な商人たちで構成され,初めは 10人,のちには 36人であった。

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デジタル大辞泉の解説

えごう‐しゅう〔ヱガフ‐〕【会合衆】

室町時代、都市の自治活動の指導を行った特権的な商人層。特に、堺の納屋衆(なやしゅう)が著名。

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百科事典マイペディアの解説

会合衆【えごうしゅう】

戦国時代,特に港町に自治組織をつくり,運営した特権的豪商。,宇治,山田,大湊などが知られ,堺の納屋衆(なやしゅう)(三十六人衆)は特に有名。織田信長豊臣秀吉の統一政権の出現とともにその保護を求め,自治制は崩壊。
→関連項目宇治津田宗及

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世界大百科事典 第2版の解説

えごうしゅう【会合衆】

戦国時代,自治都市の運営にあたって指導的役割を果たした合議制の機関。有徳(うとく)の住民(有徳人)によって占められた。,伊勢大湊,宇治等に認められる。呼称は寺院の集会(しゆうえ)に由来するとされ,〈えごうしゅう〉と呼び習わされているが確かな証拠はない。比較的史料の多い堺の場合,構成員は15世紀末ごろ(文明年中)10名で,うち2名ずつが堺惣鎮守の祭礼頭役を務めている。江戸時代の軍記物では36名とされるが,これは戦国末期になって増加したものか,または36という数は堺南北庄を構成する各町の町代を指し,会合衆10名はその上にあって堺全体の問題を扱ったものと考えるか,説の分かれるところである。

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大辞林 第三版の解説

えごうしゅう【会合衆】

室町時代、都市の自治組織を指導した豪商たち。その合議によって市政が運営された。特に堺(大阪府堺市)が有名で、宇治・大湊にもあった。納屋衆なやしゆう

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

会合衆
えごうしゅう

室町時代後期から近世初頭にかけて、都市の市政自治組織をつかさどった特権的門閥指導者層。畿内(きない)およびその周辺の港町などの経済的先進都市では、自治組織がつくられたが、それらは数名から十数名の上層商人の合議制によって運営されていた。彼らは年寄(としより)、老中(ろうじゅう)、おとななどの名称でよばれたが、会合衆もその一つである。もっとも有名なのは、海外貿易で栄えた和泉(いずみ)(大阪府)の堺(さかい)で、戦国時代には36人の豪商が会合衆として名を連ね、市政を運営した。そのほかにも伊勢(いせ)神宮の外港大湊(おおみなと)では、廻船(かいせん)問屋が会合衆を結成した。また神宮門前町の宇治六郷では、江戸時代の初めに会合年寄を構成し、集議して郷統治の事務をとっていた。[清水久夫]
『豊田武著『増訂 中世日本商業史の研究』(1952・岩波書店)』

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世界大百科事典内の会合衆の言及

【堺[市]】より

…堺の商人を中心とする町民たちは,領主が弱体化したことを利用し,その経済的な富を基盤として,納屋貸十人衆を代表とする地下請(じげうけ)を行い,町内の公事(くじ)訴訟の決裁も十人衆が行うというような自治的な団結組織をつくり,都市自立の態勢を強化した。この自治的共同体組織を指導したのは納屋衆あるいは会合衆(えごうしゆう)と呼ばれる門閥的な豪商たちであった。町民たちは市街を兵火から守るため,南,北,東に濠をめぐらして町を囲み,傭兵隊を置き一種の要塞都市をつくりあげた。…

【市参事会】より

…英語ではtown council,フランス語ではéchevinage(échevin,juréなどと呼ばれた都市役人の集合体)とかcorps municipal(市政機関)などという言葉が市参事会に相当すると思われるが,一般的に用いられる共通用語は見当たらない。日本では,室町・戦国期の港町堺,宇治などの会合衆(えごうしゆう)がこれに相当する自治組織であった。【魚住 昌良】。…

【山田】より

…遊興的な要素もあったが,御師の手に入る物品が商業に活気を与え,17世紀初期には家数8400軒余,人口3万人余に及ぶ伊勢第一の都市になった。山田・宇治両域の公事(くじ)裁判,監視,両宮警備は幕府山田奉行所の管轄だったが,町の内政は神仏の意を受ける祭政一致の考えに立って会合衆(えごうしゆう)が行った。山田では重立(おもだち)衆24家が数人ずつ交代で会合所に出勤して町政に当たり,支配下の町々の町年寄衆を支配した。…

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