留萌港(読み)るもいこう

日本歴史地名大系 「留萌港」の解説

留萌港
るもいこう

[現在地名]留萌市港町・明元町・元町など

留萌川河口にある重要港湾。明治二〇年(一八八七)イギリス人チャールズ・S・メークが全道の港湾建設適地調査を行った際、その一つとされた。同二四年地元有志により第二回帝国議会へ築港請願が行われ、増毛ましけ町との誘致合戦の末、同四三年修築工事が開始された。昭和八年(一九三三)竣工。当時珍しい掘込み式の外港・内港・副港という三段式の港で、昭和四年には留萌鉄道株式会社により南北両岸に高架桟橋および石炭ローダーが設置され、北海道北部の石炭積出港としての体裁を整えた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「留萌港」の解説

留萌港

北海道にある港。1953年4月設立。古くから内陸石炭、道産木材の積み出し港として発展港湾管理者は、留萌(るもい)市。重要港湾(1952年2月指定)。港湾区域面積は、882ヘクタール。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の留萌港の言及

【留萌[市]】より

…市域の大半は第三紀層からなる丘陵性山地で,一部に炭層を含む。中心市街は留萌川河口の留萌港を中心に発達し,留萌本線が通る。また国道231号,232号,233号線の起点でもある。…

※「留萌港」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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