異歯性(読み)イシセイ

大辞林 第三版の解説

いしせい【異歯性】

主に哺乳類で、門歯・犬歯・前臼歯ぜんきゆうし・後臼歯などのように一個体に生ずる歯の形が異なること。少数の爬虫はちゆう類にもみられる。 ⇔ 同歯性

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

異歯性
いしせい

動物のあごに生えている歯が、その生えている位置によって形状が異なっている性質をいう。これに対して、位置によらず一様に歯が同大同形であるものを同歯性という。哺乳(ほにゅう)類は異歯性を示し、歯の形態的な差に応じ、それぞれの歯の役割も異なる。上あご、下あごともに正中線より順次左右に門歯、犬歯、前臼歯(ぜんきゅうし)、後臼歯となっている。ただし、ハクジラでは同歯性である。哺乳類を除く脊椎(せきつい)動物、および爬虫(はちゅう)類のうち毒牙(どくが)に変化した歯がある有毒のヘビなどを除く脊椎動物は、同歯性である。[高橋純夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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