疾呼(読み)シッコ

デジタル大辞泉 「疾呼」の意味・読み・例文・類語

しっ‐こ【疾呼】

[名](スル)口早に激しく呼びたてること。慌ただしく呼ぶこと。
家翁はヂャッキと共に眼をいからし、アリスを―して」〈織田訳・花柳春話
[類語]呼ぶ呼ばわる呼び掛ける声を掛ける呼び立てる呼び上げる呼び交わす点呼連呼

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精選版 日本国語大辞典 「疾呼」の意味・読み・例文・類語

しっ‐こ【疾呼】

  1. 〘 名詞 〙 早口に呼ぶこと。あわただしく呼ぶこと。
    1. [初出の実例]「稍聞遠車走、舟師疾呼風来也」(出典:星巖集‐乙集(1837)西征集四・普賢洋遇大風)
    2. [その他の文献]〔史記‐滑稽伝讚〕

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普及版 字通 「疾呼」の読み・字形・画数・意味

【疾呼】しつこ

はげしく呼ぶ。〔三国志、呉、程普伝〕(孫)策、嘗(かつ)てを攻め、大いに圍まる。普、一騎と共に策を扞(へいかん)(防ぎ守り)し、馬を驅(か)りて疾呼し、~策、因りて隨ひ出づ。

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