デジタル大辞泉 「呼上げる」の意味・読み・例文・類語 よび‐あ・げる【呼(び)上げる】 [動ガ下一][文]よびあ・ぐ[ガ下二]1 大声で呼ぶ。また、次々に呼ぶ。「氏名を―・げる」2 下にいる者を呼んで上がらせる。「舞台に観客の一人を―・げる」3 呼び寄せる。呼びつける。「あるいは木場の旦那に、―・げられては」〈万太郎・春泥〉[類語]呼ぶ・呼ばわる・疾呼する・呼び掛ける・声を掛ける・呼び立てる・呼び交わす・点呼・連呼 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「呼上げる」の意味・読み・例文・類語 よび‐あ・げる【呼上】 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙 [ 文語形 ]よびあ・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙① 下にいる者やさがっている者を呼んで上がらせる。[初出の実例]「逃げ入りて、局なる人々よびあげなどせむも見苦し」(出典:更級日記(1059頃))② 呼んで手元へ来させる。呼び寄せる。呼びつける。[初出の実例]「最前この家のもの共は残らず呼(ヨ)び上(ア)げ参ったれば」(出典:歌舞伎・樟紀流花見幕張(慶安太平記)(1870)大詰)③ 大声で呼ぶ。声をあげて呼ぶ。呼び立てる。[初出の実例]「ろんじだのがれんだのといふ符徴を、罵しるやうに呼(ヨ)び上(ア)げるうちに」(出典:硝子戸の中(1915)〈夏目漱石〉一九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例