デジタル大辞泉 「呼立てる」の意味・読み・例文・類語 よび‐た・てる【呼(び)立てる】 [動タ下一][文]よびた・つ[タ下二]1 声を張り上げて呼ぶ。「名前を―・てる」2 呼んでわざわざ来させる。呼び寄せる。「―・てて申しわけない」「その都度母を―・てて、力を藉かりる事もあれば」〈紅葉・多情多恨〉[類語](1)呼び出す・召し出す・呼ぶ・呼び寄せる・呼び付ける・差し招く・呼ばわる・疾呼する・呼び掛ける・声を掛ける・呼び上げる・呼び交わす・点呼・連呼/(2)召致・召喚・召集・招集・招致・招聘・招請・招来 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「呼立てる」の意味・読み・例文・類語 よび‐た・てる【呼立】 [ 1 ] 〘 自動詞 タ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]よびた・つ 〘 自動詞 タ行下二段活用 〙 大声を出す。声を張り上げる。声高(こわだか)に呼ぶ。[初出の実例]「秋萩の散りのまがひに呼立(よびたて)て鳴くなる鹿の声の遙けさ」(出典:万葉集(8C後)八・一五五〇)[ 2 ] 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]よびた・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙① わざわざ招き寄せる。呼び寄せる。[初出の実例]「よびたて申事は、別の仔細になし」(出典:義経記(室町中か)六)② 声をかけて相手の注意をこちらに向けさせる。呼びかける。[初出の実例]「両がはよりよびたつるこへ」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例