デジタル大辞泉 「登戸浦」の意味・読み・例文・類語 のぼとうら【登戸浦】 葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。現在の千葉県千葉市付近にあった登戸浦の浅瀬に立つ登戸神社の鳥居と、付近で潮干狩りをする人々の姿を描く。鳥居越しに小さく富士山が見える。のぶとうら。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本歴史地名大系 「登戸浦」の解説 登戸浦のぶとうら 千葉県:千葉市中央区登戸村登戸浦[現在地名]中央区登戸二丁目など江戸湾に臨んで置かれた湊。登戸河岸ともみえ、江戸築地(つきじ)には当河岸の荷揚場が設けられていたとされる。元禄三年(一六九〇)の幕府廻米津出浦々河岸之道法并運賃書付(徳川禁令考)に登戸浦とみえ、海上一〇里の江戸までの運賃は米一〇〇石に付き一石一斗であった。宝暦一三年(一七六三)の登戸村明細帳(内閣文庫)によれば船四九(うち潰船二〇)で、ほかに艀船七・小漁船五。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報