白鶴美術館(読み)はくつるびじゅつかん

日本の美術館・博物館INDEX 「白鶴美術館」の解説

はくつるびじゅつかん 【白鶴美術館】

兵庫県神戸市にある美術館。昭和9年(1934)創立。酒造メーカー白鶴酒造が開設日本中国の古美術品1500点余りを展示する。国宝賢愚経残巻などを所蔵新館オリエント絨毯を展示。
URLhttp://www.hakutsuru-museum.org/index01.shtml
住所:〒658-0063 兵庫県神戸市東灘区住吉山手6-1-1
電話:078-851-6001

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「白鶴美術館」の意味・わかりやすい解説

白鶴美術館
はくつるびじゅつかん

兵庫県神戸市東灘区住吉山手にある美術館。酒造家7代嘉納治兵衛 (鶴翁) がみずから収集した美術品を寄付して設立,1934年5月開館。大部分青銅器陶磁器などの中国古美術品で,奈良時代勾玉経巻漆器など,国宝2,重要文化財 21を含む約 1300点を収蔵する。ただし,嘉納治兵衛の宗教上の理由で,仏像などは含まれていない。

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百科事典マイペディア 「白鶴美術館」の意味・わかりやすい解説

白鶴美術館【はくつるびじゅつかん】

神戸市東灘区住吉山手にある美術館。醸造業者嘉納治兵衛の収集品をもとに1929年創立。春(4〜5月),秋(9〜11月)の2季展のほか特別展を開催する。所蔵品は青銅器,銀器等中国の工芸品,日本の工芸品や刀剣等。

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世界大百科事典(旧版)内の白鶴美術館の言及

【コレクション】より

…岩崎弥之助(1851‐1909),小弥太(1879‐1945)は三菱の2代,3代総帥であったが,東洋古陶磁,古画を中心に集め,国宝〈曜変天目茶碗〉や《源氏物語図屛風》(宗達筆)に代表される質の高いコレクションを築き,今日では東京世田谷の静嘉堂文庫に所蔵されている。このほか関西の実業家でも,大阪の藤田伝三郎(1841‐1912),平太郎による《紫式部日記絵巻》や〈曜変天目茶碗〉など古書画,茶道具を中心とする収集(現,藤田美術館),兵庫の酒造家,嘉納治兵衛(1862‐1951)による中国古銅器,古陶磁を主体とする収集(現,白鶴美術館)などが知られる。また,住友家が精選して収集した中国古銅器が住友博古館に蔵され,根津,白鶴,住友の所蔵品を併せると,量質ともに世界でも最も高度な中国古銅器のコレクションとなる。…

※「白鶴美術館」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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