精選版 日本国語大辞典 「百日」の意味・読み・例文・類語
ひゃく‐にち【百日】
〘名〙
※たまきはる(1219)「ひゃく日の御念仏の僧など」
③ 人の生後百か日目。また、その時に行なわれる祝いの行事。ももか。
※中右記‐元永二年(1119)九月九日「天晴 今日若宮御百日也」
④ 「ひゃくにちかずら(百日鬘)」の略。
※劇場新話(1804‐09頃)上「百日 熊の皮又は毛にてもする」
もも‐か【百日】
〘名〙
① 日の数の一〇〇。ひゃくにち。また、一〇〇日間。多くの日数についてもいう。
※万葉(8C後)五・八七〇「毛々可(モモカ)しも行かぬ松浦路(まつらぢ)今日行きて明日は来なむを何か障(さや)れる」
② 小児の誕生後一〇〇日目。また、その祝い。祝い餠をつき、小児にもこの餠を口に含ませた。
※宇津保(970‐999頃)蔵開下「廿五日にいでつる乙子(おとね)は、いぬ宮の御百日にあたりけり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報