日本歴史地名大系 「百間石垣」の解説
百間石垣
ひやつけんいしがき
二ノ丸北部の関門であった、東西に築かれた堅固な枡形石垣。長さは東部八四間・高さ四間、中央三三間・高さ五―六間、枡形より西は五〇間・高さ三間という(熊本市史)。
百間石垣東端は本丸から北大手門を通り城外に出る北口で、百間石垣の下を豊前・豊後街道が通り、二ノ丸屋敷から北に出る二ノ丸北御門があったため、百間石垣に向き合う北側には上級家臣が配置された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報