皇綱(読み)こうこう

精選版 日本国語大辞典 「皇綱」の意味・読み・例文・類語

こう‐こうクヮウカウ【皇綱】

  1. 〘 名詞 〙 天子国家を治めていく上の根本規則朝廷政治要綱
    1. [初出の実例]「恐王事之久摂、歎皇綱之難一レ治」(出典本朝文粋(1060頃)四・貞信公天皇元服後辞摂政表〈大江朝綱〉)
    2. 「蒲生君平夙に匹夫を以て皇綱の振はざるを慨し」(出典:東巡録(1876)〈金井之恭〉九)
    3. [その他の文献]〔班固‐答賓戯〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「皇綱」の読み・字形・画数・意味

【皇綱】こうこう(くわうかう)

治世法則。〔後漢書、臧洪伝〕室不幸にして、皇綱統を失ふ。卓、(きん)(隙)に乘じてを縱(ほしいまま)にし、ひ至に加はり、毒を百姓す。

字通「皇」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android