真田織(読み)サナダオリ

デジタル大辞泉 「真田織」の意味・読み・例文・類語

さなだ‐おり【真田織(り)】

絹糸または綿糸真田紐のように織ったもの。帯・紐などに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「真田織」の意味・読み・例文・類語

さなだ‐おり【真田織】

  1. 〘 名詞 〙 織物一種。絹糸または綿糸で、真田紐のように織ったもの。多く帯地として用いられる。真田。
    1. [初出の実例]「半天或は雲斎織を以て制す者あり是には木綿真田織を以て笹べりを付る」(出典:随筆・守貞漫稿(1837‐53)三)

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改訂新版 世界大百科事典 「真田織」の意味・わかりやすい解説

真田織 (さなだおり)

扁平で厚地の細幅織物。木綿,絹,麻,ナイロン製がある。古代の織物〈綺(かんはた)〉を継承したものといわれ,帯として使われてきた。語源は天正(1573-92)のころ,真田昌幸がこの布で刀のつかを巻いたからという説があるが,定かでない。また,さなはた(狭織)の略ともいわれる。経糸を密にした平経畝(たてうね)組織または綾織で,縞が入っている。幅は1.5~10cmくらいまで各種あり,細いものは真田紐と呼ばれ,おもに巻物木箱の紐などに使われる。ほかに編物,組紐製もある。別に御召,帯,ふろしき等の地の中に真田組織の縞や格子を入れた変り織物があり,吉野入,真田入と呼ぶ。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「真田織」の意味・わかりやすい解説

真田織
さなだおり

真田紐

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