20世紀日本人名事典 「真鍋元之」の解説
真鍋 元之
マナベ モトユキ
- 生年
- 明治43(1910)年9月12日
- 没年
- 昭和62(1987)年10月30日
- 出生地
- 愛媛県宇摩郡関川村(現・土居町)
- 学歴〔年〕
- 広島高師国文科〔昭和6年〕中退
- 主な受賞名〔年〕
- 新鷹会賞特別奨励賞(第8回)〔昭和33年〕「炎風」
- 経歴
- 高師中退後、上京して日本プロレタリア作家同盟に加入するが、後に脱退。昭和14年博文館に入社。勤務の傍ら時代小説を執筆。戦後は数年間新小説社の「大衆文芸」の編集をし、自ら「炎風」を連載。33年「炎風」で新鷹会賞特別奨励賞を受賞。その後は実作及び評論を手がける。他の作品に「正義の味方」、ノンフィクション「ある日赤紙が来て」などがあり、また大衆文学研究書として「大衆文学事典」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報