眩暈(読み)げんうん

精選版 日本国語大辞典 「眩暈」の意味・読み・例文・類語

げん‐うん【眩暈】

〘名〙 (「けんうん」とも) 目がくらんで頭がふらふらすること。また、その症状めまい。たちくらみ。昏瞑(こんめい)瞑眩(めいげん)
実隆公記‐延徳二年(1490)七月二四日「抑教国卿今日中風気発眩暉及絶入云々」
歌舞伎松梅鶯曾我(1822)三立「御身の上に眩暈(ゲンウン)の、病ひありとは情ない」

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デジタル大辞泉 「眩暈」の意味・読み・例文・類語

めまい【眩暈】[書名・映画]

原題、〈ドイツ〉Die Blendungカネッティ長編小説。1935年刊。書物を愛する研究者が他者に生活を乱され、狂気に至るまでを描く。
笠原淳の長編小説。昭和60年(1985)刊。
(めまい)《Vertigo》米国の映画。1958年製作。監督、アルフレッド=ヒッチコック。出演ジェームズ=スチュアートキム=ノバクほか。高所恐怖症の元刑事を主人公とするサイコスリラー。第31回米国アカデミー賞で、美術賞、音響賞にノミネート

げん‐うん【××暈】

《「けんうん」とも》めまい

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普及版 字通 「眩暈」の読み・字形・画数・意味

【眩暈】げんうん

めまい。

字通「眩」の項目を見る

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デジタル大辞泉プラス 「眩暈」の解説

眩暈

島田荘司の長編推理小説。1992年刊行。御手洗潔シリーズ。

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世界大百科事典(旧版)内の眩暈の言及

【めまい】より

…眩暈(げんうん)ともいう。〈実際は周囲の物が静止しているのに,いろいろな方向に動くようにみえたり,またまっすぐ立とうとしてもできない状態〉とか,〈周囲や患者自身は運動していないのに,動いているように感ずる異常感覚〉などと定義される。…

【遊び】より

…(3)模倣(ミミクリ) 芝居,変装,仮面など,自分でない他者になろうとする遊び。(4)眩暈(めまい)(イリンクス) 回転や落下による身体的感覚の混乱を楽しむもの。この四つである。…

※「眩暈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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