着熟す(読み)キコナス

デジタル大辞泉 「着熟す」の意味・読み・例文・類語

き‐こな・す【着熟す】

[動サ五(四)]衣服自分に似合うように、じょうずに着る。「はでな色をさりげなく―・す」
[類語]着るかぶかむ引っ被る戴くはく羽織るまとう着込む突っかける・お召しになる

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精選版 日本国語大辞典 「着熟す」の意味・読み・例文・類語

き‐こな・す【着熟】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 からだにしっくり合うように、衣服をていさいよく着る。
    1. [初出の実例]「みつがさねの衣(キ)こなし、素足道中くり出しの浮歩(うけあゆみ)」(出典浮世草子好色一代女(1686)一)
    2. 「折目正しく着(キ)こなした背広の地味な丈に」(出典:虞美人草(1907)〈夏目漱石一二)

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