石田無得(読み)いしだ むとく

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「石田無得」の解説

石田無得 いしだ-むとく

1773-1840 江戸時代後期の書家
安永2年生まれ。家は出羽(でわ)久保田(秋田県)の商家津村淙庵(そうあん)にしたがって江戸で書をまなび,伊沢蘭軒(らんけん)らの文人とまじわる。薄墨による行書草書にすぐれ,久保田藩につかえたという。妻の民も書家で田安家の奥右筆(ゆうひつ)をつとめた。天保(てんぽう)11年9月25日死去。68歳。名は道。通称は惣助。別号に鉄涯道人,集虚斎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android