日本歴史地名大系 「碓氷関所跡」の解説
碓氷関所跡
うすいせきしよあと
昌泰二年(八九九)九月一九日の太政官符(類聚三代格)に、相模国馬の党が出没した。朝廷は上野国府の要請で彼らの追討を命じ、碓氷峠・足柄山に関を設けて取締を行った。平将門の乱平定後の天慶三年(九四〇)四月六日には碓氷関使を停止している(貞信公記)。関の設置や廃止はしばしば行われたようで、正応二年(一二八九)北条氏が
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報