強磁性体やフェリ磁性体に磁場を加えていくと磁化は増加していくが,磁場がある強さに達すると,それ以上いくら磁場を増しても磁化は増加しなくなる.この状態を磁気飽和という.これはすべての磁区が磁場の方向に向いてしまった状態である.このときの磁化の強さを飽和磁化といい,その値は低温になるほど大きい.厳密にいうと,磁気飽和に達しても磁区内の自発磁化は磁場によって磁化率に比例した量だけ磁場とともに少しではあるが増大する.常磁性体でも非常に低温で強い磁場を加えると磁気飽和がみられる.これは原子やイオンの磁気モーメントが磁場の方向にそろうためである.[別用語参照]磁化曲線,磁化過程
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新