磯村英一(読み)イソムラ エイイチ

20世紀日本人名事典 「磯村英一」の解説

磯村 英一
イソムラ エイイチ

昭和・平成期の都市社会学者 (財)人権教育啓発推進センター理事長;東洋大学名誉教授;東洋大学顧問(学術);東京都立大学名誉教授;国際東アジア研究センター名誉所長。



生年
明治36(1903)年1月10日

没年
平成9(1997)年4月5日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝国大学文学部社会学科〔昭和3年〕卒

学位〔年〕
文学博士〔昭和29年〕

主な受賞名〔年〕
経営科学化有功章〔昭和52年〕,国際交通安全学会賞〔昭和59年〕,東京都名誉都民〔平成4年〕,東京都民栄誉賞〔平成4年〕,目黒区名誉区民〔平成4年〕

経歴
東京都民生局長、都民室長などを経て、昭和28年東京都立大学教授。40年退官、41年名誉教授。同年東洋大学教授兼社会学研究所長となり、44年からは学長も務めた。57年名誉教授。一方、学生時代のセツルメント活動から同和問題にかかわる。36年から同和対策審議会委員、41年から同和対策協議会委員となり、47年以来、同対協会長を5期、地域改善対策協議会長を2期務める。同和問題への取り組みで知られ、人権教育啓発推進センター(旧・地域改善啓発センター)理事長、行革推進国民会議代表なども務める。平成7年国際東アジア研究センター所長を退任後、名誉所長に。著書に「人生社会学20の章」「都市問題の系譜」「都市社会学研究」「人権問題同和教育」「人間にとって都市とは何か」「実録 はね駒(こんま)」「人権の“ふるさと”同和問題」「現代の人権と同和問題」「終戦五十年の秘話」「21世紀への都市像」「未来の都市への挑戦」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「磯村英一」の解説

磯村英一 いそむら-えいいち

1903-1997 昭和-平成時代の社会学者。
明治36年1月10日生まれ。磯村春子の子。東京市役所(のち都庁)勤務をへて,昭和28年都立大教授となる。41年東洋大教授,44年学長。アメリカ都市社会学にまなび,行政経験をいかして日本の都市社会学の確立につくす。同和対策協議会会長などもつとめた。平成9年4月5日死去。94歳。東京出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「磯村英一」の解説

磯村 英一 (いそむら えいいち)

生年月日:1903年1月10日
昭和時代;平成時代の社会学者
1997年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android