神保氏張(読み)じんぼ うじはる

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「神保氏張」の解説

神保氏張 じんぼ-うじはる

1528-1592 戦国-織豊時代武将
享禄(きょうろく)元年生まれ。越中(富山県)守護代として守山城による。越中を制圧した上杉謙信麾下(きか)にはいる。謙信死後,織田信長方の佐々成政(さっさ-なりまさ)の属将となり,肥後(熊本県)移封にしたがう。のち徳川家康につかえた。天正(てんしょう)20年8月5日死去。65歳。名は氏春とも。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の神保氏張の言及

【神保氏】より

…越中の中・近世武家。上野国多胡郡の出自で,惟宗(これむね)を姓とした。南北朝期に畠山氏に従って京都に上り,畠山基国の越中守護職就任にともなって越中にかかわる。1443年(嘉吉3)に神保国宗が守護代としてみえるのが越中での初見史料で,以後,放生津を拠点として婦負(ねひ),射水(いみづ)2郡に勢威を張る。神保長誠(ながのぶ)は畠山政長の執事として,畠山義就に対抗,67年(応仁1)京都上御霊社に挙兵して応仁・文明の乱の口火を切った。…

※「神保氏張」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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