神鏡(読み)シンキョウ

デジタル大辞泉 「神鏡」の意味・読み・例文・類語

しん‐きょう〔‐キヤウ〕【神鏡】


神社などで、神霊として祭る鏡。
神前に掛けておく鏡。
三種の神器の一である八咫鏡やたのかがみのこと。

しん‐けい【神鏡】

しんきょう(神鏡)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「神鏡」の意味・読み・例文・類語

しん‐きょう‥キャウ【神鏡】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. 神霊としてまつる鏡。
      1. [初出の実例]「一代聖教の中に法華経は明鏡の中の神鏡なり」(出典:日蓮遺文‐神国王御書(1275))
    2. 神前にかけておく鏡。
      1. [初出の実例]「今稔正月元日春日第四社の神鏡(シンキャウ)自ら落て破裂せしが」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉二)
      2. [その他の文献]〔謝荘‐太子元服上太后表〕
  2. [ 2 ] 三種神器の一つである八咫鏡(やたのかがみ)
    1. [初出の実例]「天皇在東二条宮。親王公卿奉天子璽綬神鏡宝剣等」(出典:日本三代実録‐元慶八年(884)二月四日)

しん‐けい【神鏡】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「けい」は「鏡」の漢音 ) =しんきょう(神鏡)
    1. [初出の実例]「Xinqei(シンケイ)。カミノ カガミ」(出典:日葡辞書(1603‐04))

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世界大百科事典(旧版)内の神鏡の言及

【内侍所】より

…内裏で神鏡を奉安する場所。女官の内侍が守護したところからこの名がある。…

※「神鏡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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