秋吉八幡宮(読み)あきよしはちまんぐう

日本歴史地名大系 「秋吉八幡宮」の解説

秋吉八幡宮
あきよしはちまんぐう

[現在地名]秋芳町大字秋吉

経塚きようづか山の南麓に鎮座。旧村社。祭神は応神天皇・神功皇后・仁徳天皇・玉依姫のほか、百済国帝御霊という一柱がある。この神は「嘉祥年中、百済国帝、大津郡の海岸に漂着後この所に遷住し、御卒去後霊を祭りて総鎮守とす」(注進案)といい、建久三年(一一九二)宇佐うさ(現大分県宇佐市)より勧請した八幡神をその相殿としたというから(社伝)、百済国帝御霊は地主神なのであろう。この百済帝の御陵といわれる円墳が、封土を失い石棺を露出したまま境内一隅に現存する。

百済神の霊を慰めるため「毎年九月十三日、野走浦の海潮を汲とり、霊神へ備へ祭式仕来り候」(注進案)という祭が、今日も続けられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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