種生神社(読み)たなおじんじや

日本歴史地名大系 「種生神社」の解説

種生神社
たなおじんじや

[現在地名]青山町種生

種生地区のほぼ中心、山立やまだち小川内おごち集落を結ぶ道から国見くにみ集落へ向かう道との三差路北側、松屋敷まつやしき鎮座。旧村社。祭神は武甕槌神ほか一八柱。長享二年(一四八八)の棟札に種生御宮、永正二年(一五〇五)に種生総宮、天和二年(一六八二)に鹿島大明神とあり、「伊水温故」は阿保大村あおおおむら社より勧請、「三国地志」は「鹿島祠、香取平岡同殿本社若宮」と記す。鹿島神遷座と関連して創建され、古くから種生郷域の総社として崇敬されたのであろう。

明治三七年(一九〇四)番田の八柱ばんだのやはしら神社、同三九年矢地の愛宕やじのあたご神社・同境内社八幡神社、寺脇てらわきの菅原神社、同四〇年当社境内社熊野神社、山立の若宮神社・同境内社飯綱いつな神社、国見津島神社・同境内社友雄ともお神社を合祀

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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