空中電気(読み)クウチュウデンキ

デジタル大辞泉 「空中電気」の意味・読み・例文・類語

くうちゅう‐でんき【空中電気】

大気電荷や大気中を流れる電流などによって起こる電気現象総称雷電オーロラなど。気象電気

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精選版 日本国語大辞典 「空中電気」の意味・読み・例文・類語

くうちゅう‐でんき【空中電気】

  1. 〘 名詞 〙 大気中に存在する電場イオン、電流、およびそれに伴う大気中の電気現象を総括的にいう語。無線電波の障害となる空電は、空中電気による現象の一つ大気電気。気象電気。〔新しき用語の泉(1921)〕

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百科事典マイペディア 「空中電気」の意味・わかりやすい解説

空中電気【くうちゅうでんき】

大気中の電荷,空中電場,大気中を流れる電流などの現象。大気中に正負の電荷が存在するのは,宇宙線や放射性物質の作用,雷雲中の電離,雷(かみなり)放電,細塵(さいじん)や雪片などの帯電により陰陽の帯電微粒子(大気イオンという)が生じるため。大気イオンは大イオンと小イオンに分けられ,小イオンの質量は分子程度であり,大イオンは小イオンが霧粒,細塵などに付着したもので質量は小イオンの1万倍程度ある。小イオンは大気の電気伝導度に,大イオンは空間電荷に,それぞれ大きな役割をもつ。
→関連項目イオン

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