空騒ぎ(読み)カラサワギ

デジタル大辞泉 「空騒ぎ」の意味・読み・例文・類語

から‐さわぎ【空騒ぎ】

[名](スル)たいしたことではないのに、やたらに騒ぎたてること。また、騒いだわりに実りのないこと。「マスコミ空騒ぎに終わる」
[類語]騒ぎ喧噪狂騒躁狂大騒ぎ馬鹿騒ぎどんちゃん騒ぎ乱痴気騒ぎお祭り騒ぎてんやわんや

そら‐さわぎ【空騒ぎ】

からさわぎ」に同じ。
「殿の人々―すれば」〈宇津保藤原の君〉

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精選版 日本国語大辞典 「空騒ぎ」の意味・読み・例文・類語

から‐さわぎ【空騒】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「から」は接頭語 ) わけもなく、大騒ぎすること。からっさわぎ。
    1. [初出の実例]「玄関に盲人を留置(とめおい)ての殻騒(カラサハキ)」(出典洒落本・禁現大福帳(1755)三)
  3. 酒や肴(さかな)などの準備のない席で、三味線などを鳴らしてうたい騒ぐこと。

そら‐さわぎ【空騒】

  1. 〘 名詞 〙 それほどでもないことを、ことさらに騒ぎ立てること。わけもなく大騒ぎすること。からさわぎ。
    1. [初出の実例]「殿の人々そらさはぎすれば、車の廉をかかげてのたまふ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)藤原の君)

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