デジタル大辞泉 「突止める」の意味・読み・例文・類語 つき‐と・める【突(き)止める】 [動マ下一][文]つきと・む[マ下二]1 不明な点や疑問点などを、徹底的に調べて明らかにする。また、調べてさがしだす。「原因を―・める」「犯人の隠れ家を―・める」2 突いてしとめる。突き殺す。「三人ともに―・め、その死骸の上に腰をかけて」〈浮・武家義理・三〉[類語]発見・見つける・探し出す・探し当てる・探り当てる・見いだす 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「突止める」の意味・読み・例文・類語 つき‐と・める【突止】 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]つきと・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙① 突き刺して動かないようにする。[初出の実例]「撞留 ツキトムル」(出典:文明本節用集(室町中))② 突いてしとめる。突いて殺す。つき殺す。さし殺す。[初出の実例]「つきとむる綱や百尋くじらふね〈繁常〉」(出典:俳諧・桜川(1674)冬二)「三人とも突留(ツキトメ)其死骸のうへに腰をかけて」(出典:浮世草子・武家義理物語(1688)三)③ いろいろ調べて、はっきりさせる。微細に調査したりして明らかにする。[初出の実例]「突とめて見れば芸者の上調子」(出典:雑俳・歌羅衣(1834‐44)五)「お玉のありかを突(ツ)き留(ト)めるや否や」(出典:雁(1911‐13)〈森鴎外〉五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例