山川 日本史小辞典 改訂新版 「立憲政体樹立の詔」の解説
立憲政体樹立の詔
りっけんせいたいじゅりつのみことのり
1875年(明治8)漸進的な立憲政治実現の方針を示した詔。大久保利通(としみち)が木戸孝允(たかよし)・板垣退助との会談(大阪会議)で内政改革を約束して2人を参議に復帰させ,同年4月14日に詔が発せられた。内容は,元老院・大審院を設け,地方官を召集して「漸次ニ国家立憲ノ政体ヲ立テ」ることを明らかにしたもの。五カ条の誓文とともに国会開設運動に大きな拠り所を与えた。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報