拠り所(読み)ヨリドコロ

デジタル大辞泉 「拠り所」の意味・読み・例文・類語

より‐どころ【拠り所/拠】

頼みとするところ。支えてくれるもの。「心の―」「生活の―を求める」
ある物事が成り立つもとになるもの。根拠。「判断の―を明らかにする」
[類語]根拠典拠原拠基準証拠しょうあかししるし証左証憑しょうひょう徴憑ちょうひょう徴証明証確証実証傍証裏付けねた模範的象徴的代表的典型的標準的ティピカル模範手本規範モデル典型亀鑑規矩きく規矩きく準縄規則決まり定め規定規律ルールおきて文範見本かがみ範例標本サンプル雛形ひながた書式好例適例スタンダードフォーマット王道師表規準類型定型様式化スタイルフォーマル公式正則正統正統派正調本式本格的正規正式まっと正道折り紙付き太鼓判をパーフェクト非の打ち所が無い完璧万全完全無欠傑出大出来紋切り型腐ってもたい

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精選版 日本国語大辞典 「拠り所」の意味・読み・例文・類語

より‐どころ【拠所・拠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. たよりとするところ。支えになるもの。身を寄せる所。よるべ。
    1. [初出の実例]「四の生(むまれ)の終帰(ヨリトコロ)、万の国の極めの宗なり」(出典日本書紀(720)推古一二年四月(岩崎本訓))
  3. 成り立つもとになるもの。基づく所。根拠。
    1. [初出の実例]「何れの教の拠(ヨリトコロ)か有る」(出典:百法顕幽抄平安中期点(900頃))
  4. 連歌俳諧で、前句の詞や物に関係のあること。また、その語句。寄り合い。
    1. [初出の実例]「きさらぎの別は鶴のはやしにて よるなくなみだ月ぞかすめる 殊事なきやうなれども、鶴によるなく詞、より所あり」(出典:撃蒙抄(1358))

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