竜源寺(読み)りゆうげんじ

日本歴史地名大系 「竜源寺」の解説

竜源寺
りゆうげんじ

[現在地名]唐津市十人町

十人じゆうにん町の南東部にある。曹洞宗、法雲山と号す。「松浦記集成」には応永三〇年(一四二三)開祖融能と記す。本尊釈迦如来。

もとは現東松浦郡鎮西町大字名護屋の竹なごやのたけまるにあったが、唐津城築城に際しこの地に移る。


竜源寺
りゆうげんじ

[現在地名]鹿島市大字音成字西葉

西葉浦さえうら村の中央部、多良たら岳の裾野有明海に没する舌状丘陵北斜面に位置する。山号は徳雲山。曹洞宗。本尊は十一面観音。

縁起によれば応永元年(一三九四)頃僧響外妙音の開山とする。

その後、この地は切支丹大名の有馬氏の支配となって、一時期衰亡したが、鍋島氏が肥前一円を支配すると、佐賀藩初代藩主鍋島勝茂は寛永年間(一六二四―四四)竜造寺隆信・祖父清房・父直茂の霊を追善供養するためこの寺を再興した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android