竜頭(読み)リュウズ

デジタル大辞泉 「竜頭」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐ず〔‐ヅ〕【竜頭】

竜の頭。また、それをかたどったもの。
釣鐘はりにつるすためのつり手。
仏具ばんのさおの先につけるつり手。
かぶと前立まえだてにつける飾り。たつがしら。
腕時計懐中時計ぜんまいを巻き、針を動かすためのつまみ。

たつ‐がしら【竜頭】

竜の頭の形をしたもの。かぶとの前立物、または葬礼旗頭につけて飾りとする。りゅうず。
たつの口1」に同じ。

りゅう‐とう【竜頭】

りょうとう(竜頭)」に同じ。

りょう‐とう【竜頭】

《「りょうどう」とも》竜のあたま。特に、船首に取りつけた竜のあたまの装飾。また、それを取りつけた船。りゅうとう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「竜頭」の読み・字形・画数・意味

【竜頭】りゆうとう

竜頭鷁首の舟。

字通「竜」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「竜頭」の意味・わかりやすい解説

竜頭
りゅうとう

鉱柱」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の竜頭の言及

【鉱柱】より

…竜頭あるいは残柱とも呼ばれる。鉱山において坑内の天盤または上盤を支え,坑道や採掘切羽を安全に維持するため,採掘せずに残して自然の柱にする鉱石部分。…

【梵鐘】より

…中国鐘には鐘身の裾がヨーロッパのベルのように開き,波状などに作るものがある。また朝鮮鐘は袈裟襷がなく,鈕の竜頭(りゆうず)後方に装飾的な筒(旗挿または甬(よう))を付すものが多い。なお現存する梵鐘のうち,在銘の最古のものは,中国,南北朝陳の太建7年(575)銘のもの(奈良国立博物館)で,和鐘では戊戌年(698∥文武2)の銘をもつ京都妙心寺の鐘,朝鮮では唐の開元13年(725)銘の上院寺鐘が古い。…

【一弦琴】より

…胴の長さ3尺6寸6分(約111cm),幅は頭部3寸5分(約11cm),尾部2寸6分(約8cm)くらい。頭部の端を竜頭(りゆうず),尾端を竜尾といい,竜頭の近くにある竜眼に通した弦を竜尾の近くに立てた転軫(てんじん)に巻いて止める。転軫を立てる孔を竜孔という。…

【幡】より

…東京都普済寺,石造六面宝幢,延文6年(1361)銘など),この形式の成立は存外古いかも知れない。幡や幢の懸垂に用いるものとして竜頭(りゆうとう)がある。幡竿の先端を飾るもので竜の頭と胴の一部をつくる。…

※「竜頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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