(読み)う(英語表記)yu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説



yu

笙 (しょう) 属の大型低音楽器。フリー・リードをもつ気鳴楽器としては最古のもので,笙とともに,古く東南アジアに発生した原型楽器が古代中国で発達完成したものと考えられ,中国では紀元前から文献に現れている。管の数は最高 36管まで,時代によっていろいろであったが,正倉院に保存されている天平時代の3個の 竽は,形態,構造,管数,音高の順序などすべての点でとまったく同じであり,ピッチは笙より1オクターブ低くなっている。中国では前漢以来広く雅楽で用いられた記録があり,日本の 竽は奈良時代唐楽の楽器として笙とともに伝来したものと思われるが,平安時代中期の楽制の整理の段階ではすでに低音が好まれず淘汰されていたと考えられる。

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大辞林 第三版の解説

う【竽】

奈良時代、中国から伝えられた管楽器。笙しようの大型のもの。古くは三六管、のち、一九管・一七管となる。平安中期には用いられなくなった。うのふえ。

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