筆札(読み)ヒッサツ

精選版 日本国語大辞典 「筆札」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐さつ【筆札】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 筆と紙。筆牘。筆紙。
    1. [初出の実例]「乃置杯觴、使筆札」(出典本朝文粋(1060頃)九・大極殿成命宴詩序〈三善清行〉)
    2. [その他の文献]〔史記‐司馬相如伝〕
  3. 筆跡。手跡。転じて、書法。また、ものを書くこと。文章才能があること。
    1. [初出の実例]「三船性識聰敏、渉覧群書、尤好筆札」(出典:続日本紀‐延暦四年(785)七月庚戌)
    2. [その他の文献]〔陸機‐見原後謝表〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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