俳句団体。1896年(明治29)2月、大野洒竹(しゃちく)、笹川臨風(ささかわりんぷう)、佐々醒雪(さっさせいせつ)、田岡嶺雲(たおかれいうん)ら東京帝国大学関係者が主となり、第1回会合を開いてその作品を『帝国文学』に発表したので、帝国文学派ともよばれた。のちに大谷繞石(じょうせき)、藤井紫影(しえい)、沼波瓊音(ぬなみけいおん)らも加わったが、日本派、秋声会に比べて作句面は振るわず、古俳句・古俳書研究で学界に寄与するところ多く、10周年記念講演会の草稿を集めて『俳諧(はいかい)講演集』(1905)を刊行した。その後活動にはとくにみるべきものはなく、大正初め自然解消した。
[村山古郷]
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...