俳句団体。1896年(明治29)2月、大野洒竹(しゃちく)、笹川臨風(ささかわりんぷう)、佐々醒雪(さっさせいせつ)、田岡嶺雲(たおかれいうん)ら東京帝国大学関係者が主となり、第1回会合を開いてその作品を『帝国文学』に発表したので、帝国文学派ともよばれた。のちに大谷繞石(じょうせき)、藤井紫影(しえい)、沼波瓊音(ぬなみけいおん)らも加わったが、日本派、秋声会に比べて作句面は振るわず、古俳句・古俳書研究で学界に寄与するところ多く、10周年記念講演会の草稿を集めて『俳諧(はいかい)講演集』(1905)を刊行した。その後活動にはとくにみるべきものはなく、大正初め自然解消した。
[村山古郷]
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...