日本歴史地名大系 「箱根宿」の解説
箱根宿
はこねじゆく
東海道五十三次の宿駅。箱根八里の中間地点、小田原宿より四里八町、
「風土記稿」によれば、幕府は小田原宿と三島宿の間に新駅の設置を計画し、当初は
宿継立人馬は一〇〇人・一〇〇疋、うち定囲五疋・臨時囲一五疋、山上・無高の宿で助郷村もないため、人足は御状箱・御用物を継立するだけで、御朱印・御証文の人足も継立せず、御用物でも一〇〇人以上の継立になれば、一〇〇人までは継立てるがその余は小田原・三島両宿の人足で継通した(東海道宿村大概帳)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報