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神奈川県の南西端、足柄下(あしがらしも)郡箱根町と静岡県三島市(みしまし)との境にあり、国道1号が箱根火山の古期外輪山の西部を横切る峠。標高849メートル。東海地方から関東地方へ入る最短路にあたり、平安初期から東海道の本道となり、のち間道として利用され、江戸時代にはまた本道となった。この峠から小田原、三島両宿へは約16キロメートル(四里)で、「箱根八里」とよんでいた。峠からは、箱根火山の中央火口丘(神(かみ)山、駒(こま)ヶ岳など)、火口原湖(芦(あし)ノ湖)、火口原(仙石原(せんごくはら))、古期外輪山の諸峰をはじめ、富士、愛鷹(あしたか)の両火山、三島、沼津の市街、北伊豆平野、駿河(するが)湾などが一望に収められる。十国(じっこく)峠道路、芦ノ湖スカイライン、箱根新道がここから発している。
[浅香幸雄]
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…現代では古道の峠路が,歩く歴史と自然の道として再評価されつつある。【戸田 芳実】
[各地の峠]
東海道の箱根越えは,古くは足柄峠(759m)を越えていたが,富士山の噴火(801)により火山砂礫の著しい堆積でこの峠路が使用できなくなり,現在の箱根峠(849m)の路(国道1号線)が用いられるようになった。箱根火山を越える峠は他に乙女峠(1005m),湯河原峠などいくつかあり,それぞれ東海道の裏街道(国道138号線)や間道が通過する。…
※「箱根峠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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